「新幹線プロレス」の次は、渋谷のスクランブル交差点!?  高木三四郎が明かす実現までの裏側「動画や画像でのプレゼンから始めた」 (5ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文 text by Ozaki Mugiko

――次はどんな場所で路上プロレスをやりたいですか?

「シベリア鉄道もアリだなと思いますし、渋谷のスクランブル交差点でも実現できるんじゃないかと思っています。格闘技イベントのBreakingDownの試合は1分間ですけど、渋谷のスクランブル交差点の歩行者の青信号が赤信号になるまでの時間って、40秒なんですよ。40秒で見せられるものって、結構あるんですよね。朝方なんてほとんど人が通っていないわけだから、ちゃんと道路使用許可と撮影許可を取った上でやれば、40秒間の路上プロレスは成立するんじゃないかなと個人的には思っています。渋谷のスクランブル交差点は、アニメの影響で海外の方で溢れていますし」

――やはり海外は意識している?

「意識してますね。プロレスって、言葉が通じなくても伝わるジャンルなので。今回も海外の反応がすごくて、『こんなところでプロレスやるなんて、狂ってるけど、実際に見たらすごく面白い』とか。プロレスを広く海外に伝えたいとあらためて思いました」

――高木社長は天性のアイディアマンだと思うのですが、どうやって次々といろんなアイディアが出てくるんでしょうか?

「日々、見たもの、聞いたもの、読んだもの、すべてが脳内でプロレスに変換されちゃうんですよ。恋愛ドラマを見ていても、『ここでプロレスラーがいきなり現れたらどうなるんだろう?』とか、『ここでプロレスを始めたらどうなるんだろう?』とか思う。いろんなことをプロレスに紐づけて考える職業病ですね」

(後編:「ちょっと品がないな」と思っていた女子プロレス 愛川ゆず季との出会いで変化「この人だったら新しいものを作れるんじゃないか」>>)

【プロフィール】
■高木三四郎(たかぎ・さんしろう)

1970年1月13日、大阪府豊中市生まれ。1997年にDDTプロレスリングの旗揚げに参加。2006年1月、DDTの社長に就任。2017年にサイバーエージェントグループに参画。2020年9月、サイバーファイトの代表取締役社長に就任。「大社長」の愛称で現役レスラーとしても活躍している。175cm、105kg。X(旧Twitter)@t346fire

【新幹線プロレス】
世界中で話題になった史上初・新幹線プロレスPPVダイジェスト>>

【大会情報】
『Ultimate Party 2023』
■日時:2023年11月12日(日) 開場12:30 開始14:00
■会場:東京・両国国技館
■特設サイト:DDTプロレスリング公式サイト>>

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