「私、めちゃくちゃ強くなりたい」元RIZINガールで4児の母・あきぴが1カ月で7キロ増!「割れた腹筋はかくれちゃった」 (3ページ目)

  • 小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【11月に格闘家デビューが決定】

 ここまで話を聞けば、あきぴさんのMMAの闘いを早く見たい。

「まずは私がしっかりMMAの技術を身につけ、まともに戦えるレベルになること。そのうえで、格闘技に取り組んでいる相手と対戦したいです。

 本気でやっているので、単なる話題づくりにはしたくないし、相手にもそう思ってほしくないんです。ジムにはいろんなオファーが来ているみたいなんですが、マネージャーさんが私の将来を見据え、一番いい相手とのマッチメイクを考えてくれています」

 先日、格闘家デビュー戦が決定。グラップリングルールでの試合に初めて挑むこととなったのだ。11月23日、東京・ニューピアホールで開催の「DEEP JEWELS 43」で横瀬友愛選手(BELVA)との対戦。MMAデビューへ向けての試金石となる一戦への意気込みは?

「この2年間、日々積み上げてきた練習、格闘技と真剣に向き合ってきた気持ちが間違いじゃなかったと証明できるような試合にしたいです」

11月23日にはグラップリングルールのマッチで格闘家デビューを果たす11月23日にはグラップリングルールのマッチで格闘家デビューを果たすこの記事に関連する写真を見る 最後に、将来の大きな目標を語ってくれた。

「RIZINガールとしてリングに上がっていたけど、いつかRIZIN選手としてリングに上がりたいです。こんなことを言うとバカにされるかもしれません。でも、目標はそれくらい大きいほうがいいじゃないですか。

 やる気がでますし、日々、充実しています。3年前までは毎日4人の子育てに追われる専業主婦だった私が、表舞台に立つことができ、総合格闘技のジムに通い、柔術の青帯をとれたのだから、努力すればできないことはないと信じています」

ジムでインタビューに応じたあきぴさんジムでインタビューに応じたあきぴさんこの記事に関連する写真を見るこの記事に関連する写真を見る

後編<介護の仕事、キャバクラ勤め、流産、DV、離婚...つらい20代を経てRIZINガールから格闘家へ あきぴが振り返る「不思議な人生」>を読む

撮影協力/ABLAZE八王子


【プロフィール】
あきぴ 
1988年、山梨県生まれ。2020年からライブ配信サービス「17LIVE」のライバーとなり人気を集める。2021年に「RIZINガール」のオーディションに合格し、約2年間、総合格闘技イベント「RIZIN」のラウンドガールを務める。現在は自身が格闘家になるべく、トレーニングを続けている。4児の母。

プロフィール

  • 小林 悟

    小林 悟 (こばやし・さとる)

    フリーライター。1981年、福井県生まれ。週刊誌『サンデー毎日』(毎日新聞出版)、『週刊文春』(文藝春秋)、『集英社オンライン』(集英社)などで食や暮らし、スポーツにまつわる話題を中心に執筆。

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