前田日明がキレた理由が「ホンマにわからない」。ケンコバも困惑した、リングスでのディック・フライ踏みつけ事件 (3ページ目)

  • 松岡健治●文 text by Matsuoka Kenji
  • photo by 東京スポーツ/アフロ

――ナイマンは、リングス草創期を支えたキックボクシング出身の格闘家でした。経歴もオランダのアムステルダムで用心棒をやっていたといわれる"本物"。2014年11月5日に55歳で急逝しましたが、死因も銃撃死という壮絶な人生でした。

「その"本物"のナイマンが発するオーラと殺気がすさまじすぎて、ケンカ番長の成瀬さんも怯むというね(笑)。ただ、大将の前田さんをみんなで助けるためにリングに入ったのに、その前田さんがいなくなって、『オランダ勢とにらみあっても仕方がない』という微妙な空気になって。リングスの若手選手たちはどうしていいかわからない感じで、お客さんも帰りだしてしまった。試合を生中継していたWOWOWも、客席の照明を落としたんですよ」

――確かに、なんとも微妙な空気になったのを覚えています。

「でも、この試合の問題は"その後"。本当に検証が必要なシーンがあるんです」

(後編:ケンコバが切望する格闘技界の「歴史が覆りそう」な前田日明の音声解析と、格闘技界におけるリングスの再評価>>)

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