「最強のタッグ」ベスト3を伝説のレスラー谷津嘉章が語る。鶴龍コンビの順位は? (4ページ目)

  • 井木 康文 ●取材・文 text by Iki Yasufumi
  • photo by DDTプロレスリング/アフロ

第1位:ロード・ウォリアーズ(ホーク・ウォリアー&アニマル・ウォリアー)

日本のプロレス界に一大旋風を巻き起こしたアニマル (右) と ホーク(左)  (写真:平工幸雄/アフロ)日本のプロレス界に一大旋風を巻き起こしたアニマル (右) と ホーク(左) (写真:平工幸雄/アフロ)この記事に関連する写真を見る

「タッグの名手であり、1番のエンタテイナーでもあったのはロード・ウォリアーズでしょう!」

 ロード・ウォリアーズは、ホーク・ウォリアーとアニマル・ウォリアーのタッグチームで、フェイスペイントと鎧のような肉体が印象的であった。1985年3月の日本デビュー以降、暴走的でパワフルなファイトスタイルで爆発的な人気を博し、その実力は谷津が迷うことなくトップに選ぶレベルである。

 「自分はロード・ウォリアーズと、長州(力)さんと組んで戦ったこともあるし、(ジャンボ)鶴田さんと組んで五輪コンビとしても何度も戦いました。

 来日初期のうちは選手もファンもロード・ウォリアーズは奇襲攻撃や秒殺スタイルしかできないんじゃないかと思っていました。スタミナや技術的に『しっかりとプロレスができるのか?』と。

 しかし、80年代末頃になると、パワーだけでなくスタミナも技術も尋常ではなく、プロレスをしっかりと出来ることが認知されるようになったと思います。五輪コンビとして戦っていたときも、自分や鶴田さんを試合終盤でもヒョイと投げたり抱え上げたりするスタミナに驚愕しました。」

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