世界選手権で飛躍、注目ルーキー、休養からの復帰も。2022-2023シーズンのVリーグで期待の女子バレーボーラー10人 (7ページ目)

  • 高井みわ●文 text by Takai Miwa

この記事に関連する写真を見る■福留慧美(ふくどめ・さとみ)

所属:デンソーエアリービーズ リベロ・162cm

1997年11月23日生まれ 京都府京都市出身 京都橘高校→龍谷大学

 デンソー入団2年目の昨シーズンから正リベロに定着。サーブレシーブの成績はリベロとしては目立たなかったが、ディグ力に定評があり、今年度の日本代表に登録された。母校の龍谷大学は元日本代表の江藤直美氏が監督を務めており、福留はシニアでは卒業生初の日本代表選手となった。

 7月まで開催されたネーションズリーグには選出されず、8月に岡山と姫路で行なわれた紅白戦から代表合宿に合流。2019年ワールドカップに出場した山岸あかね(埼玉上尾メディックス)、ネーションズリーグでスタメン出場が多かった小島満菜美(NECレッドロケッツ)を抑えて、世界選手権出場メンバー14人に名を連ねた。

 世界選手権では、本職がアウトサイドヒッターの内瀬戸真実(埼玉上尾メディックス)がもうひとりのリベロとしてサーブレシーブを担当し、福留はディグリベロの役割を担っていたが、2次ラウンドの後半からサーブレシーブも受けるようになった。フルセットとなった準々決勝・ブラジル戦ではひとりで5セットを戦い抜いた。このサクセスストーリーをVリーグでも継続できるか。

(photo by 坂本清)

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