『ハイキュー‼』とVリーグがコラボで大盛り上がり。選手たちとアニメ声優陣が語った作品への愛 (2ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 火野千鶴●撮影 photo by Hino Chizuru

 続けて話題は、選手たちが好きな登場人物の話に。そこで元日本代表の司令塔だった深津は影山の名前を挙げ、「勝負にかける気持ちが強いというところは、僕と同じだなと思っています」と理由を話した。今回のイベントに出るにあたって、「すごく人気がある漫画だということはよく知っていたので、そのファンの方々に受け入れてもらえるかどうかがちょっとだけ心配でした」と不安も述べたが、「暖かく迎えていただけてよかった」とほっとした表情で話した。

 作品の魅力や人気の高さには、他の選手たちも驚いたことがあったという。小川は、「僕たちは一瞬のプレーの中で、すごくいろんなことを考えています。それが描かれていてびっくりしました」と選手目線で魅力を語った。また、勝岡は今回のイベント出場にあたって、いつもとは違う周囲の反応に戸惑ったようだ。「イベントに出場することが決まった時に、普段はバレーの話をしない知人などからも『すごいね!』と言われることが多かったです」と、影響力の大きさに感じ入っていた。

 選手トークショーの最後には、作中で烏野高校の部員たちが青葉城西高校戦(インターハイ予選)で見せた「一本ナイッサー!」のポーズを5人全員で決めた。イベント終了後の会見によると、当初はポーズをやる予定はなかったという。しかしリハーサル後に、深津から「このままじゃつまらない。バレー選手が面白くないと思われてしまう」と提案があり、急遽考えたもの。選手たちの『ハイキュー‼』愛はもちろん、イベントに臨む本気度も見えたシーンだった。

 そんな選手たちと入れ替わりで、アニメ版の声優たちが登場。烏野高校の部員たちの声を担当する、村瀬歩さん(日向翔陽役)、石川界人さん(影山飛雄役)、日野聡さん(澤村大地役)、林勇さん(田中龍之介役)、岡本信彦さん(西谷夕役)、内山昂輝さん(月島蛍役)がクロストークを行なった。

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