ドイツバレー界で大暴れの柳田将洋。「これが全日本でも生きてくる」 (2ページ目)

  • 中西美雁●文・撮影 text & photo by Nakanishi Mikari

――サントリーのホームゲームでは、Vプレミアリーグ初のナイトゲームが開催され、会場で自社のビールを販売するといった試みも実施しているようです。

「日本では公共の体育館を使用するので難しいところはあるでしょうが、観客が楽しめる要素が多くなるのはいいですよね。飲食ができるようになるだけでも、会場は活気づくと思います。サントリーがそれを率先していろいろやってくれているのは嬉しいです」

――サントリーをはじめ、Vリーグの試合もチェックしていますか?

「全部の試合を動画で見ることはできませんが、もちろん結果は常にチェックしています。サントリーや他のチームの選手たちの中には、全日本のメンバー争いをする選手もいますから、『負けられない』という気持ちが湧いてきます」

――今年、各チームに内定した選手の多くが、早くも活躍していますね。

「サントリーでも大宅(真樹)選手や喜入(祥充)選手などが出てきていますね。若い選手がどんどんコートに立って日本バレー界の未来を切り開いてもらい、レベルを底上げしてもらいたいです」

――柳田選手個人の、2018年の目標は?

「2016年にも『結果』という目標を掲げましたが、プロ生活2年目に入る今年はさらに結果を求めたいです。全日本に関しても、代表メンバーに選ばれるようになってから約5年経ちましたが、まだ大きな結果を残すことができていないですからね。ドイツでの経験がどう生かせるのかはわかりませんが、リーグでやっていることが『全日本でも必ず生きてくる』と信じてこれからもプレーしていきます」

――全日本の練習とビュールの練習とでは、どこに違いがありますか?

「全日本の練習のほうがハードですね。今は試合が重なる時期ということもありますが、ビュールは練習時間が短いです。練習に対する意識も全日本のほうが高いかもしれません。短い時間の中で、アジリティを効率よく高めるにはどうすべきかを考えながら練習しています」

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