4年後のラグビーW杯には間に合う? 「未来の日本代表」に推薦したい4人の大学生ラガーマン (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji

【日本代表の新ヘッドコーチの目に留まるのは?】

 将来について聞くと、ウーストハイゼンは「できれば日本でプロのラグビー選手になりたい。ただ、南アフリカのチームから声がかかったら帰りたいという気持ちもあるので、非常に悩みます。まずは日本で4年間勉強するので、今の時点ではわからない」と明言を避けた。

 身長212cmの選手をリーグワンの強豪チームが放っておくはずはないだろう。新しく日本代表のHCになる指揮官も、ウーストハイゼンが代表資格を得ればピックアップするはずだ。

 今回紹介した4人以外にも、SO/CTB伊藤大祐(早稲田大4年)、HO佐藤健次(早稲田大3年)、FL青木恵斗(帝京大3年)、PRヴェア・タモエフォラウ(京都産業大4年/ニュージーランド出身)、No.8シオネ・ポルテレ(京都産業大2年/トンガ出身)など、ポテンシャルの高い選手は多い。

 ワールドカップを終えたあと、日本では11月から大学ラグビーがシーズン本番を迎えて盛り上がっていく。若きラガーマンのプレーをいち早くチェックし、2027年の活躍に思いを馳せて楽しんでほしい。

プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

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