「将来、日本代表のキャプテンもやりたい!」ワーナー・ディアンズは高卒でプロ入り、21歳の夢は「世界一のロック」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

── 高校卒業後の進路は、いろいろ悩んだのでは?

「そうですね。ニュージーランドに帰ったらスーパーラグビーチームのアカデミーかクラブチームでやることになるかな......と思っていました、でも、それなら(ニュージーランドで)ゼロからスタートしないといけない。だから、あまり戻りたくはなかった。

 日本で進学するなら『流通経済大に行きます!』と周囲には言っていました。ただ、勉強も好きじゃないし、高校2年くらいから『将来はプロ選手になりたい』という思いもあって......。

 そんなことを考えていた高校3年の頃、東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)と話していると、自分のキャリアや将来をどうしたいのかいろいろ聞かれて......。東芝ブレイブルーパス東京はそれをケアしてくれるし、一番成長ができると思ったので決めました」

── 東芝ブレイブルーパス東京に入って、あらためて成長した点は?

「リーチ(マイケル)さんは日本代表のことをいっぱい知っているし、マット・トッド(元ニュージーランド代表FL)やヨーロッパでの経験豊富なヒュー・パイル(元オーストラリア代表LO)もいろいろと教えてくれました。『いろんな先生がいっぱい!』という感じですね(笑)」

── 高校卒業後にすぐ東芝ブレイブルーパス東京を進んだ選択は......。

「すごくよかったと思います!」

── 将来の目標は?

「ずっと『世界一のLOになりたい』という夢・目標があります。あと、できたら将来は海外のラグビーも経験したいなと思っています。できるだけ多くの経験を積んで、さらに成長して、ベストな状況を作りたいな。

 今、最も行きたいと思っているのはイングランド。FWが強いし、セットピースもすごい。昨季まで東芝ブレイブルーパス東京にいたジョー・マドック・コーチが今季からバースでコーチをやっているんです。昨年の秋に話した時は『すごく時間をかけてラインアウトの練習をやっているから、イングランドに来たら絶対に勉強になる』って」

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る