サンウルブズ合宿で、ラグビーW杯日本代表メンバー31名を予測する (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 まずはFW。「1番」の左PR(プロップ)から見ていこう。中軸となるのは、2015年のワールドカップメンバーでもある稲垣啓太(パナソニック/27歳)だ。それに続くのが石原慎太郎(サントリー/27歳)で、南アフリカ出身のヘンカス・ファン・ヴィック(宗像サニックス/25歳)も今年6月には代表資格を取得できるだろう。

 対する右PRの「3番」はスタメン候補が多い。ヴァルアサエリ愛(パナソニック/28歳)、具智元(グ・ジウォン/ホンダ/23歳)、ルアーン・スミス(トヨタ自動車/28歳)、浅原拓真(東芝/30歳)らがポジションを争っている。

「2番」のHO(フッカー)は、サンウルブズでもキャプテンを務めたベテランの堀江翔太(パナソニック/32歳)が中心。さらに若手有力株の庭井祐輔(キヤノン/26歳)や日野剛志(ヤマハ発動機/28歳)も控えている。

「4番」のLO(ロック)には、6月のテストマッチこそ間に合わないものの、11月の代表戦ではふたりの大きな戦力が加わりそうだ。それは、待望の2メートル超えを誇るグラント・ハッティング(南アフリカ出身/元クボタ/27歳)と、身長197cmのサム・ワイクス(オーストラリア出身/パナソニック/29歳)だ。

 同じくLOの「5番」には、真壁伸弥(サントリー/30歳)とヘル ウヴェ(ヤマハ発動機/27歳)の大型2選手がポジションに定着している。スクラムやラインアウトのセットプレーで計算のできる選手がLOに揃ったと言えるだろう。

「6番」「7番」のFL(フランカー)と、「8番」のNo.8(ナンバーエイト)のFW第3列は、競争が一番激しい。日本代表キャプテンのリーチ マイケル(東芝/29歳)、現在唯一の海外組であるアマナキ・レレィ・マフィ(レベルズ、NTTコミュニケーションズ/28歳)のふたりのレギュラーは確定的。彼ら以外のFLとしては、布巻峻介(パナソニック/25歳)や德永祥尭(よしたか/東芝/25歳)、さらに今年から加わった激しいプレーが持ち味のピーター・ラピース・ラブスカフニ(クボタ/29歳)もいる。

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