【ラグビー】海外移籍のリーチと堀江翔太が示す「トップリーグ10年の成果」 (3ページ目)

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu
  • 井田新輔●撮影 photo by Ida Shinsuke

 このふたりのほか、パナソニックのSH田中史朗もスーパーラグビーのニュージーランドの「ハイランダーズ」(ダニーデン市)に移籍する。トップリーグを担当する日本ラグビー協会の稲垣純一事業委員長は「トップリーグ10年間の大きな成果のひとつ」と言う。

「選手個人の能力も上がった。フィジカルもスキルもマインドもすべて。10年間のリーグの成長がこういった現象(海外移籍)に表れたと思う。エディー(・ジョーンズ=日本代表ヘッドコーチ)が言うように、あと5人か6人、スーパーラグビーで活躍するようになれば、日本代表も(W杯)ベスト8入りが現実味を帯びてくるんじゃないかと思います」

 南半球のスーパーラグビーは2月中旬に開幕する。彼らがどこまでやれるのか。ワクワクする。ラグビーファンにとっての楽しみが増えることになる。

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