本間成美プロが語る「女子プロボウラーあるある」。ボウリング界の現状と収入源も聞いた
ボウリング本間成美インタビュー
その抜群のスタイルと美貌から"アプローチのアイドル"として人気を集めるプロボウラー・本間成美さん。プロとして活躍する傍ら、YouTubeの活動も展開する本間さんに、ボウリングとの出会いや、プロボウラーを目指したきっかけ、女子プロボウラーの"あるある"などを語ってもらった。
「アプローチのアイドル」こと女子プロボウラー・本間成美さん
―― プロボウラーを目指したきっかけについて教えてください。
本間成美(以下、本間) 高校卒業後、地元・秋田から上京して、エステのお店で働いていました。でも、20歳の時にそのお店が潰(つぶ)れてしまって。どうしよう......と途方に暮れていたなか、たまたまボウリング場でアルバイトをはじめたんです。そこではプロボウラーの方々が所属していて、私もアマチュアとして大会に参加するようになりました。
―― そこでボウリングの面白さに目覚めたんですね。
本間 そうですね。小さいころからよく家族でボウリングに行っていて、少しだけ腕には自信がありました。でもプロの方々と試合をすると、50スコアくらいハンデをつけてもらっても、全然勝てない。たまにまぐれで勝てても、ハンデがあるのであまりうれしくないんです(笑)。それがすごい悔しくて、練習をするうちにどんどん夢中になっていきました。
―― その後、プロボウラーになるため、24歳のときに日本プロボウリング協会(JPBA)のライセンスを取得したんですよね。
本間 ほかのスポーツでは20代が活躍するケースが珍しくありませんが、プロボウリングの世界では、下は16歳から、上は上限なしでプロテストを受けられます。なので、70、80代でプロボウラーの方も少なくありません。実際、私と同時期にプロライセンスを取得した方のなかには、50代の人もいました。
―― なるほど。シニア層でボウリングを趣味にする人でも、スキルを磨いていけば、プロの世界に"入れる"競技なんですね。
本間 そうなんです。プロになるのが遅くても、ライセンスを取得した時点でものすごくうまい選手もいます。だからプロになった時、私は年齢的にも、実力的にも、本当に最下層でした(笑)。
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