絶対王者ウォリアーズ危うし。アービング&カーメロ移籍で勢力図激変か (5ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 また、イースタンの覇者クリーブランド・キャバリアーズ(イースタン2位/51勝31敗)も負けてはない。2011年のMVPであり、昨季は平均18.0得点と輝きを取り戻しつつあるデリック・ローズ(PG)をニューヨーク・ニックス(イースタン12位/31勝51敗)から獲得。イースタンの覇権をやすやすと他のチームに渡すつもりはない。

 そのイースタンでキャブスの戦力に並ぼうと息巻いているのは、歴代1位のリーグ優勝17回を誇る名門ボストン・セルティックス(イースタン1位/53勝29敗)だ。

 昨季のプレーオフ、セルティックスはカンファレンス・ファイナルでキャブスと激突。結果1勝4敗で完敗したセルティックスは、今オフの目玉FAのひとりだったゴードン・ヘイワード(SF)を獲得した。ヘイワードは昨季平均21.9得点・5.4リバウンド・3.5アシストを記録するなど、リーグを代表するフォワードだ。さらにデトロイト・ピストンズ(イースタン10位/37勝45敗)からマーカス・モリス(PF)もトレードで手に入れ、今季はイースタンの覇権を狙えるまでの選手層となっている。

 その他の大物選手の去就についても触れておこう。

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