【NBA】レブロン・ジェームズ、キャブス移籍後の余波

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿173

 現地10月28日、2014-2015年シーズンのNBAが開幕する。オフシーズン最大の話題といえば、マイアミ・ヒートのレブロン・ジェームズ(29歳)がクリーブランド・キャブスに移籍したことだろう。悲願のスリーピート(3連覇)を逃したレブロンは、4年間過ごしたマイアミに別れを告げ、11年前にドラフト全体1位で指名してくれた古巣のクリーブランドへと旅立った。

 スーパースターの大移動は、残された街、そして新天地、双方に何らかの影響を及ぼすものだ。まずマイアミでは、レブロンが住んでいた豪邸が売りに出され、大きな話題になっている。湾岸沿いに建てられた豪邸は、2台の大型ヨットが横付けできるようなスペースがあり、希望価格は1700万ドル(約18億1000万円)とのこと。レブロンは2010年に900万ドル(約9億6000万円)で購入しており、希望通りの価格で売れれば、「4年間で2倍」という素晴らしい投資をしたと言えるだろう。

 一方、レブロンが帰ってきたクリーブランドでは、刑務所に服役中の男が無茶な理由で仮釈放を訴えて騒ぎとなっている。19年前に強盗事件を起こし、クリーブランドのあるオハイオ州の刑務所で禁固20年の罪を受けている男は、あと少しで自由を手に入れられる身。ただ、移籍してきたレブロンのお披露目式をどうしても生で見たいため、一刻も早く刑務所から出してくれと懇願した。彼の仮釈放は、10月30日に行なわれるクリーブランドでの開幕戦までに間に合うのだろうか。

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る