レースクイーンを目指したのは反対していた「父親」の影響? 名取くるみは就活→内定を蹴ってでも「人生一度きりだから!」 (2ページ目)

  • 石塚 隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 是枝右恭●撮影 photo by Koreeda Ukyo

── そうだったんですね。その後、名取さんはグラビア活動などしつつ、スーパー GTのレースクイーンへ。この仕事を続けていこうと思えた原動力って何だったんですか?

「父の近くでレースクイーンをやって、すごくアットホームな空間で、素の自分を出すことができたんです。その時、名もない自分を応援してくれる方がいて、今も応援してくれているんですけど、言葉を交わしたり喜んでくれる姿を見て、そういう人たちのためにもっともっと頑張りたいなって思ったんです」

── ファンの人たちの後押しがエネルギーになっているんですね。名取さんはレースクイーン以外にも、昨年は立ち技格闘技イベント『Krush』でラウンドガールを務めましたね。

「はい。試合会場の後楽園ホールは選手との距離がすごく近くて、レースとはまた違う熱量を感じるんです。格闘家の方って格好いいですよね。試合中に感情をむき出しにして戦う姿とか、終わった後の表情だったり、見ている人間のハートに訴えかけるものがすごくあるんです。

 その姿を見て、もらい泣きしてしまったり......感情移入しちゃうというか、自分は戦う立場ではないんですけど、応援するだけでもこんなに感動的で楽しいんだなって。ラウンドガールも引き続きやっていけたらと考えています」

── ところで名取さんは、なにかスポーツはやっていましたか?

「今はすっごいインドア派なんですけれど、学生時代はテニスとかバスケ、ダンスをやっていました。特にダンスは小学校高学年から大学までずっとやっていましたね。ヒップホップからジャズダンス、チアリーディングまで、いろんな分野のダンスに挑戦しました。あの頃は体が柔らかくてよく足が上がったんですけど、今はどうですかね(笑)」

── じゃあ、ダンス関係の仕事もチャンスがあったらやってみたい?

「そうですね。チャンスをいただけるのならば、ぜひやってみたいです。でも、ちゃんと練習しないと(笑)」

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