大混戦の有馬記念 大原優乃は「本命馬だけはすんなり決められました」 では対抗は? (2ページ目)

  • 河合 力●取材・文 text by Kawai Chikara
  • 松井 綾音●撮影 photo by Matsui Ayane

【外す勇気はありません...】

 対抗はスターズオンアース(牝4歳)です。GⅠをふたつ勝っているのはもちろん、この馬は4着以下になったことがないんですよね。いろいろなGⅠに出てその成績ですから、本当にすごいと思います。

 この馬を予想から外す勇気はありません。今回も上位人気でしょうし、有力馬をバッサリ外した予想を出せればカッコいいのかもしれません。でも、私にはできませんでした(笑)。むしろ、この安定感を信頼したいと思いますし、大外枠に入っても逆らえません。

 コンビを組むクリストフ・ルメール騎手も心強いですから、確実に上位に来てくれると信じています。

この記事に関連する写真を見る その次に挙げたいのは、タスティエーラ(牡3歳)です。なんと言っても今年のGⅠ日本ダービー(東京・芝2400m)を制していますし、ほかにも、GⅠ皐月賞(中山・芝2000m)とGⅠ菊花賞(京都・芝3000m)でしっかり2着に入っていますよね。

 コースも距離も、ここまでのレースぶりも不安はありません。そして、騎乗するライアン・ムーア騎手も魅力ですよね。今回の騎手を見ると、まずはルメール騎手に目が行くのですが、もし騎手の腕でそれを打ち負かすなら、やっぱりムーア騎手のような気がします。

 スタートからうまくいい位置につけて、直線で先頭争いに加わってほしいですね。ムーア騎手とのコンビならそれが実現すると思っています。

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