厩舎スタッフが絶賛するミラビリスマジック「動きは軽いし、走りがいい。素質は十分」 (2ページ目)
このように優秀な母を持ち、兄姉にズラリと活躍馬が並ぶミラビリスマジック。管理する国枝厩舎のスタッフに話を聞くと、この馬にも素質の高さを感じているという。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「ミラビリスマジックについて、スタッフは『動きは軽いし、走りがいい。素質は十分で、初戦から勝ちを意識できる』と手放しの評価でした。
馬体重は450kgほどで、同じく国枝厩舎に所属していた『姉のマジックキャッスルにも似ている』とのことですから、ますます期待が膨らみます。馬体の作りについては、『胴長の体型で、お尻もプリンとしている』と話していました」
重賞勝ち馬の姉を引き合いに出すことからして、陣営が得ている感触は相当なものに違いない。トラックマンは続けて、ここまでの調整過程について説明する。
「入厩前は蹄鉄を打つと、少し脚を気にする素振りがあったようです。そのため、ここまでは脚元の負担が少ない坂路調教しかやっていません。
しかし現在は、『蹄鉄を打っても気にしていないし、状態は問題なさそう』とスタッフ。そのうえで、『この時期としては十分な動き』と褒めていますから、初戦から勝ち負け必至でしょう」
初陣の予定は、12月24日の2歳新馬(中山・芝1600m)。はたして、ミラビリスマジックは重賞で結果を残してきた兄姉以上の活躍ができるのか。デビュー戦の走りに注目したい。
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