小倉2歳Sで期待の2頭「日本競馬史に残る名スプリンター」の血統と兄姉にコース実績のある素質馬 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 もう1頭は、ロードカナロア産駒のアスクワンタイム(牡2歳、栗東・梅田智之厩舎)を推す。同馬は全兄ファンタジストが2018年の勝ち馬。兄はその後もGⅡ京王杯2歳S(芝1400m)を勝ったが、レース中の故障により3歳にしてこの世を去った。

 全姉ボンボヤージも、この小倉・芝1200mで行なわれたGⅢ北九州記念の勝ち馬。兄姉2頭にコース実績があるのは心強い。

 本馬自身も素質の片鱗を見せている。前走の未勝利戦(中京・芝1200m)では道中4番手追走から、2着に5馬身差をつける圧勝。控える競馬ができるのもアピールポイントだ。

 以上、今年の小倉2歳Sは、ビッグアーサー産駒ビッグドリーム、ロードカナロア産駒アスクワンタイムの2頭に期待する。

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