フジテレビの竹俣紅アナがびっくり!? すれ違った人に「シャンパンカラー」と呼ばれて感じた周辺の変化 (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 とはいえ、番組内で私が担当する『"元女流棋士"竹俣紅の本命』のコーナーにおいて、本命に推した9番人気のシャンパンカラーがNHKマイルカップを勝ったおかげで、私自身、競馬を見ることが一層楽しくなり、もっと好きになったことは間違いありません。

 私は同コーナーにおいて、毎週本命馬を予想していますが、そのつど出てきた反省点を次に生かし、自分なりに予想の仕方を前進させてきました。もちろん、NHKマイルカップでのシャンパンカラーの本命予想も、それによって導き出された結果でした。

 でもレース当日、東京競馬場のスタジオに入ってすぐにあらゆる競馬新聞をチェックしてみると、シャンパンカラーはほぼ無印。「データ上はいいのにな」と思いつつも、不安が募るばかりでした。

 迎えたレース本番。期待半分、不安半分で見ていると、シャンパンカラーがデータどおり見事にきてくれました!

 その瞬間はとてもうれしかったですし、その後の思わぬ反響の大きさにも驚かされました。とにもかくにも、一生忘れられないレースになりました。鞍上の内田博幸騎手には本当に感謝です。

 シャンパンカラーのおかげで、いろんな人から予想の仕方を聞かれるようになり、私がどのようにデータ予想をしたか、生放送前に話すYou Tubeも始まりました。簡単に言えば、データによる消去法。過去のレースを遡(さかのぼ)って調べ、マイナスのデータが多ければ消していって、残った馬のなかからプラスのデータが多い馬を本命馬に指名する、といった感じでしょうか。

 そのなかで最近学んだのは、「コースの違い」を意識すること。きっかけになったのは、今年の天皇賞・春でした。

 競馬ファンのみなさんならご存知のように、京都競馬場は今春まで改修工事をしていたため、過去2回の天皇賞・春は阪神競馬場で開催されていました。同じ芝3200mのレースでも、阪神でやるのと、京都でやるのとでは大きく違う。そんなことを学んだのです。

 NHKマイルカップの時も、直近のレースの成績だけでなく、中山と東京とでは馬によって適性の違いがあることを知って、人気馬でも消すことができ、人気薄でも東京に良績のあるシャンパンカラーを残すことができました。そういった点を重視できたのも、天皇賞・春での学びが生きた結果でした。

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