激戦のNHKマイルCはハイペース必至 穴党記者はその展開に合ったタイプの違う2頭に白羽の矢 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「GIIデイリー杯2歳S(11月12日/阪神・芝1600m)の覇者で実績十分ですが、ここ2走で掲示板を外している分、人気落ちは必至。配当的に妙味ある1頭と言えます。

 前走のGIIスプリングS(3月19日/中山・芝1800m)で7着と凡走したのは、マイルからの距離延長というよりも、道悪が堪えたようです。管理する和田雄二厩舎の攻め専である原田亮助手に聞いても、『(スプリングSは)道悪が響いたのが大きいと思います。右回りでも左回りでも走れていますが、追い切りの感じでは左回りのほうが走りはいい感じがしますからね。(今回が)楽しみです』と言っていました。

 鞍上の大野拓弥騎手も、前走時の追い切りのあとに『良馬場でやりたい』と話していましたから、スピードを生かせる馬場のほうが合うタイプ。モリアーナとは逆に、激しい先行争いをうまくさばいて、そのまま残り目のある存在を探すなら、穴っぽい同馬が狙い目になると思います」

 今年も高配当が飛び出す気配がプンプンする3歳馬によるマイルGI。ここに挙げた2頭がゴール前の混戦から抜け出してきてもおかしくない。

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