阪神大賞典は「阪神・芝3000m」で好成績のステイゴールド系から2頭に注目 世界的良血馬が得意の長距離戦で再び輝けるか (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 続いては、ステイゴールド産駒のアフリカンゴールド(セン8歳、栗東・西園正都厩舎)を推す。同馬は昨年のGⅡ京都記念(阪神・芝2200m)で重賞初勝利。その後は6戦し、最高着順は7着。前走のGⅡ京都記念でも9着と大敗したが、同レースでは先手を取れずに自分の競馬である"逃げ"ができなかった。

 主に1800~2500mの距離に出走していて、3000mは3歳時のGⅠ菊花賞以来。同レースは12着と敗れたが、7歳にして初の重賞勝ちを果たし、本格化してからこの距離に出走するのは初めて。距離が長くなることによって楽に逃げられるということも考えられるし、ステイゴールド系の好成績を見ても狙ってみたくなるところだ。

 アフリカンゴールドの血統を見ると、兄アフリカンストーリーが首GⅠドバイワールドC(オールウェザー10F)勝ち馬という世界的良血。アフリカンストーリーも7歳時にドバイワールドCでGⅠ初制覇を果たし、8歳時にも首GⅠマクトゥームチャレンジR3に勝利するなど、息の長い活躍を見せていただけに激走に期待したい。

 以上、今年の阪神大賞典はアイアンバローズ、アフリカンゴールドのステイゴールド系良血2頭に注目だ。

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