秋華賞、好調・美女馬券師の本命は競馬人生で「初めてひと目惚れした」という栗毛の素質馬 (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

「調教時計がいい」とか「併せ馬で先着」とかではなく、フィーリングというんですかね〜。久々に、ビビッと応援したい馬ができたんです(ローズSではその調教動画を見る前に印を出していたので、アートハウスは対抗でしたが......)。

 そして実際、ローズSでは直線を向いて先に抜け出したラリュエルをとらえると、外から追ってくる各馬を振り切って快勝! GIオークス(5月22日/東京・芝2400m)からの休み明け初戦でしたが、ひと回り成長した姿を見せてくれました。

 今年も、阪神の内回り・芝2000mで行なわれる秋華賞。このコースは今年のオープン特別・忘れな草賞(4月10日/阪神・芝2000m)で、アートハウスが強い勝ち方をした舞台でもあります。先々も応援したい気持ちを込めて、同馬を本命に推します。

 対抗はスターズオンアース。データから見ると、秋華賞はここ4年連続でオークスからの直行馬が優勝しています! 京都競馬場の改修工事のため、昨年も阪神競馬場が舞台となっていましたが、京都だろうが、阪神だろうが、オークスからの直行馬と秋華賞は相性がいい、ということですね。

 しかも、秋華賞が牝馬三冠の最後の一冠になった1996年以降、桜花賞とオークスを勝った二冠馬は6頭誕生して、うち5頭が三冠牝馬となっています。惜しくも勝てなかった1頭はブエナビスタでしたが、秋華賞3着と馬券にはしっかり絡んでいます。

"オークスからの直行馬"かつ"牝馬二冠馬"と、データ的にも、実力的にも、この馬が勝利に一番近い馬かなと思います。オークス後の骨折のニュースには衝撃が走りましたが、術後の回復も順調のようですし、中間の追い切りの動きもよさそうでしたからね。素直にこの馬の、秋初戦のレースを楽しみにしています。

 ▲はスタニングローズ。オークスでは10番人気でしたが、コンマ2秒差の2着と大健闘! 低評価を覆す、すばらしい走りを見せてくれました。

 休み明け初戦のGIII紫苑S(9月10日/中山・芝2000m)も勝利しましたが、2016年に重賞に昇格してから、同レースの出走馬が本番の秋華賞でも活躍。過去6年間で6頭の連対馬を出している、とても相性のいいレースです。もちろん、一度使った上積みも期待できます。

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る