意外にもローズSは高額配当が続出。「過去データ」から浮上する今年の穴馬候補はこの3頭 (2ページ目)

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 過去の例を踏まえれば、3頭とも面白い存在。なかでも、"穴"狙いに徹するなら、人気薄と見られるヴァンルーラーメモリーレゾンが絶好の狙い目となる。

 ヴァンルーラーは、前走の2勝クラス・三木特別(6月19日/阪神・芝1800m)で2着。好位3番手を追走し、最後は勝ち馬との叩き合いの末にハナ差で敗れたものの、年長馬相手に互角の戦いを見せた。

前走の2勝クラス・北海ハンデキャプを快勝したメモリーレゾン前走の2勝クラス・北海ハンデキャプを快勝したメモリーレゾンこの記事に関連する写真を見る メモリーレゾンは、前走で2勝クラスの北海ハンデキャップ(6月11日/函館・芝1800m)を快勝。道中は中団馬群の後方に待機して、直線に入ってから大外を強襲して突き抜けた。

 どちらも地力を秘め、一発の可能性は十分にある。

 次に注目したいのは、前走で古馬混合の1勝クラス(旧500万下)を、メンバー最速の上がりを繰り出して勝ち上がってきた馬だ。このタイプも、過去に何度も好走を果たしている。

 2013年に9番人気で2着と奮闘したシャトーブランシュ、2015年に7番人気で勝利を飾ったタッチングスピーチ、2017年に8番人気で金星を挙げたラビットラン、2018年に2番人気で2着となったサラキア、2020年に11番人気で3着に食い込んできたオーマイダーリンらがいい例となる。

 ということで、今年も同じタイプの馬を出走メンバーから探し出してみたい。条件に合致したのは、サリエラ(牝3歳)とルージュリナージュ(牝3歳)だ。

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