京成杯ではどんなタイプが狙い目なのか。過去データから浮上した4頭の穴馬候補

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 年が明けて、今春の3歳クラシックに向けた前哨戦が活発化。注目すべきリステッド競走や重賞が毎週のように行なわれている。そして今週も、GI皐月賞と同じ舞台で施行されるGIII京成杯(1月16日/中山・芝2000m)が行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気が3勝、2着3回、3着1回とまずまずの成績を残している。そのため、比較的"堅いレース"といった印象が強いかもしれない。

 しかしながら、馬券圏内には5番人気以下の伏兵が毎年絡んでおり、3連単は10年連続万馬券。3年に1回は5万円を超える好配当が生まれている。

 となれば、穴狙いに徹するのも悪くない。そこで、過去10年に見られる傾向を踏まえて、今年のレースで浮上しそうな伏兵馬を探し出してみたい。

 まず目をつけるべきは、前走で新馬戦を勝ったばかりの馬だ。キャリア1戦ゆえ未知なる部分が多いが、近年の京成杯ではこうした馬の躍進が目立っている。

 現に過去2年の勝ち馬、昨年のグラティアス(1番人気)、一昨年のクリスタルブラック(7番人気)は、いずれも新馬勝ちから挑んできた馬だ。他にも2018年に6番人気で3着に入ったイェッツト、2019年に7番人気で3着と善戦したヒンドゥタイムズ、2020年に1番人気で2着となったスカイグルーヴがそう。さらに遡れば、2014年に4番人気で3着となったアデイインザライフも同じパターンだ。

 こうした例から、新馬勝ちから果敢に挑んできた馬は恰好の狙い目となる。

 今年、これに当てはまるのは2頭、トゥーサン(牝3歳)とフジマサフリーダム(牡3歳)だ。ともに前走の新馬戦では、今回と同じ2000m戦を勝っている点も強調材料となる。

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