今年も日経新春杯は穴党の出番。狙うは中京・芝2200mという舞台実績抜群の2頭 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

日経新春杯での勝ち負けが見込まれるフライライクバード日経新春杯での勝ち負けが見込まれるフライライクバードこの記事に関連する写真を見る そうして、吉田記者はフライライクバード(牡5歳)を穴馬候補に挙げた。

「実績からすると、同じ友道康夫厩舎のヨーホーレイク(牡4歳)のほうが支持を集めそうですが、同馬はまだ成長段階にあって、伸びしろを残している状況。片や、フライライクバードは昨秋の2戦、3勝クラスのムーンライトハンデ(9月11日/中京・芝2200m)を勝って、GIIアルゼンチン共和国杯(11月7日/東京・芝2500m)でも3着と好走。弱かったところもようやくパンとして、明け5歳を迎えて本格化の兆しを見せています。

 無理のないローテーションで成長曲線を見極め、負荷のかかった友道厩舎流の調整過程で確実にスケールアップしてきました。1週前の追い切りでも、ヨーホーレイクを子ども扱い。いきなり能力全開の仕上がりです。

 体型的には寝気味のつなぎは短めで、速い脚はないものの、息の長い末脚が魅力。適度に上がりがかかる中京・芝2200mも、3戦2勝、2着1回と相性抜群。自慢の自在性と機動力が最大限に生きる舞台で、ここは狙いすました一戦と言えるのではないでしょうか」

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