ウマ娘の人気キャラもいっぱい。天皇賞・秋で名馬たちが繰り広げた数々の極上ドラマ (5ページ目)
おもしろいのが、天皇賞に出られなかったクロフネのその後だ。まるでアグネスデジタルと入れ替わるように、こちらは初となるダート重賞に出走。その結果、砂の上で規格外の走りを見せたのである。
出走したGIII武蔵野S(東京・ダート1600m)では、ダートの猛者を相手に9馬身差の圧勝。レコードも大幅に更新した。
続くGⅠジャパンカップダート(東京・ダート2100m)でも、7馬身差で大勝し、レコードも2戦連続で更新。海外のダートトップホースも参戦したが、クロフネに太刀打ちできなかったのである。
これにより、クロフネも芝・ダート両方のGⅠを勝ったことに。アグネスデジタルの決断が、もう1頭の二刀流を生んだのだった。
数々のドラマが生まれてきた天皇賞・秋。およそ2分弱、2000mの間に生まれるストーリーは、今までもこれからも、きっと多くの人を魅了していくだろう。今年はどんな物語が生まれるのか。新しいドラマを楽しみに、日曜日の発走を待ちたい。
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