『こんなに動けるんだ』とスタッフが感嘆。逸材グランワルツが初陣へ (2ページ目)
「グランワルツの馬体重は480kgほど。牝馬としては恵まれた体型です。調整過程において、国枝調教師は『軽い走りで、よさそうな雰囲気』と前向きなコメントを出しています。足元にやや不安があって、デビューがここまで遅れたようですが、今後パンとしてくれば『さらによくなりそう』とのことでした」
デビュー戦の予定は、11月23日の2歳新馬(東京・芝1800m)。最終追い切りでは、スタッフも驚くような走りを見せたという。先述のトラックマンが続ける。
「最終追い切りでは、鞍上が仕掛けると、一気に加速。併せた2歳馬を一瞬でかわしたようです。そのあとも余裕の手応えを見せて、『こんなに動けるんだ』とスタッフが感嘆していました。そして、東京・芝1800mの新馬戦はスローペースからの瞬発力勝負になることが多いのですが、この日の調教内容をそのまま再現できれば、『いい結果が出るのでは』と話していました」
母バウンスシャッセが奮闘したクラシック参戦を目指すグランワルツ。スタッフの心を揺さぶった走りで、そのひのき舞台へと一気に駆け上がっていくことができるのか。まもなく迎える初陣に注目である。
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