親子2代オーナーの夢を紡ぐ。ニシノデイジーの成長がものすごい (2ページ目)
さらに、続くGIII東京スポーツ杯2歳S(2018年11月17日/東京・芝1800m)では、直線で鋭い伸び脚を披露。ここでも最後は壮絶な競り合いとなったが、前走とは違う切れ味を繰り出し、ハナ差抜け出して重賞連勝を飾った。
今春のクラシック制覇を狙うニシノデイジー 前走のGIホープフルS(2018年12月28日/中山・芝2000m)では、最内のスタートから、直線半ばまで進路が開かない状況にあった。それでも、ゴール前ではしっかり脚を伸ばして3着に入線。重賞2勝馬の力を示した。
直線のロスを考えると、先手を許した面々との勝負付けはまだ済んでいない。そういう意味で、この春のクラシックにおける有力候補であることに変わりはない。
何より、ここまでのレースぶりから、陣営は確かな手応えをつかんでいるようだ。それを受けて、関東競馬専門紙のトラックマンがこう語る。
「ニシノデイジーに対する陣営の評価は高いです。実際、札幌2歳Sではロングスパートを決め、東スポ杯2歳Sでは瞬発力を見せるなど、引き出しの多さには目を見張るものがあります。前走は明らかに実力を出し切れておらず、悲観する必要はありません。世代上位であることは間違いないでしょう」
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