最強世代の「最終番付」。ダービー馬に最も近い馬がハッキリ見えた (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

   1位は、マカヒキ。前回は首位タイだったものの、今回は単独でトップの座に就いた。皐月賞2着ながら、最速の上がりタイムをマーク。舞台を東京に移しての逆転が期待されている。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「5月1日に坂路で乗り出しを再開。5月5日には、はや坂路でタイムを出していました。ゆったりと大きなストライドで走ったためか、スピード感はそれほど感じませんでしたが、それで4ハロン55秒0、1ハロン13秒9というタイムを馬なりでマークするあたり一流馬の証でしょう。その後も精力的な調整を重ねて、日曜日には左回りになる栗東のトラックコースを活用。ダービーの舞台となる東京競馬場を意識した準備もきちんとこなしていました。ブレのないきれいなフォームは健在で、精神面も高い集中力を維持。皐月賞とは違って、落ち着いたペースでの瞬発力勝負になれば、ディーマジェスティより分があると思います」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「2着に敗れた皐月賞も、上がりタイムは最速をマーク。兄姉の戦歴から、血統的には距離延長は微妙ですが、ポテンシャルそのものが(兄姉の中では)別格かもしれません。前走は、川田将雅騎手がテン乗りという面もありました。ダービーでは引き続き川田騎手が騎乗。乗り替わりでは勝てないレースで、皐月賞以上のパフォーマンスが発揮されることを期待しています」

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