皐月賞まであと3週間。「3強」の中で最も強いのはどの馬か (3ページ目)

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 2位は、弥生賞でリオンディーズを破ったマカヒキ。前回より順位は1ランクだけのアップながら、ポイント数は9ポイントから21ポイントと大幅に伸ばした。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「2走目の若駒S(1月23日)では、京都の内回り芝2000mのレースで上がり32秒6を記録。そして3戦目の前走・弥生賞では、2歳王者をねじ伏せる完勝劇を披露。かなりの“器”ではあることは間違いありません。初戦で鼻出血を発症したとはいえ、全姉ウリウリに比べて落ち着きがある分、好結果につながっていると思います。パドックでは堂々と周回し、レースでは折り合いの不安がないのが心強い限りです。

 上がり3ハロンの秀逸さからもわかるとおり、勝負どころのうなり脚と、直線の決め脚は世代屈指。均整の取れた馬体にプラスして、良質なバネとクッション性を持ち合わせ、“3強”の中では最もきれいなフォームで走る点も強調材料です。これまでうまくエスコートしてきたルメール騎手が、先約の問題で騎乗できないのは痛手だと思いますが、後任はテン乗りで結果を出せる川田将雅騎手。大きな問題にはならないでしょう」

本誌競馬班

「弥生賞の勝ちっぷりを素直に評価。3連勝の内容が圧巻のサトノダイヤモンドよりも、皐月賞ではコース経験がある分、上位と見ます」

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