【競馬】3歳馬の頂点は? ダービーを読み解く「牡馬ランキング」 (2ページ目)

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   1位は、皐月賞馬のドゥラメンテ。破壊力抜群の末脚で一冠目をもぎとったインパクトは強く、前回(4月30日配信「ダービーまで1カ月。『3歳牡馬ランキング』」)に引き続きトップの座についた。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「4角手前で大きく外に膨れて、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が騎乗停止になるような"若さ"を残している以上、絶対視は禁物。しかし、その課題を補って余りあるほどの、闘争本能と爆発力がドゥラメンテにはあります。さらに、薄手の馬体ながらパワーを秘め、父キングカメハメハと母アドマイヤグルーヴから良質なバネを受け継いでいます。5月10日に(調教で)時計を出して、皐月賞以降も順調そのもの。いい状態で本番に臨めそうなのが、何より心強いですね」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「NHKマイルC(5月10日/東京・芝1600m)も、唯一の『皐月賞組』であるクラリティスカイ(牡3歳/父クロフネ)が勝ちました。『皐月賞組』がこの世代のクラシック戦線をリードしているのは間違いありません。トライアル組が人気をするようなら、馬券的には『皐月賞組』により食指が動きます。中でも、ドゥラメンテは再度圧勝の可能性が大。府中(東京競馬場)に変わるのは、むしろ望むところで、ついに名牝の子からダービー馬が登場するのではないでしょうか」

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