【競馬】注目種牡馬ハービンジャー、現役時の成績は?

  • スポルティーバ編集部●文 text by Sportiva

ひと駅コラム「それ、気になってました」(6)

 先日のGIII京成杯(中山・芝2000m)をベルーフ(牡3/池江寿厩舎)が制し、クラシック戦線に名乗りを挙げた。その父ハービンジャーは2014年度に産駒がデビューした新種牡馬。産駒が初重賞制覇を果たし、注目度が急上昇している。

 ハービンジャー自身は英国産の牡9歳。父ダンジリ。現役時はマイケル・スタウト厩舎に所属した。通算成績は9勝6敗(重賞5勝)。3歳の時は5戦2勝と大して目立たなかったが、古馬になって本格化。2010年にGIキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット・芝約2400m)を11馬身差と歴史的な差をつけて快勝し、一気に"世界的名馬"となった。その後、GIインターナショナルSに向けて調整中に左前脚を骨折して、現役を引退した。

 2011年から日本で種牡馬になり、初年度の種付けは211頭、そのうち146頭が血統登録されている。種付けした牝馬の中にはシーザリオ、ダイワスカーレット、ダンスインザムードなど、かなりの良血馬が集まっており、当時から期待が高かったことがうかがえる。

 1月18日現在、産駒は21頭が勝ち上がり、先述のベルーフほか、GIIIシンザン記念(京都・芝1600m)2着となったロードフェリーチェ(牡3/昆厩舎)など、今後クラシック戦線をにぎわせそうな馬が揃っている。ディープインパクト、キングカメハメハに続く種牡馬として、これからも目が離せない。

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