ゴルフをもっとラクに、楽しくラウンドするために...「お助けルール」の積極的な活用を! (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa

 本当は、JGA(日本ゴルフ協会)が独自の簡単ルールを作ってもいいと思うんですよ。プロ野球じゃあ、日米でボールの大きさや、球場の広さが違うでしょ。ピッチロックなど、試合のスピードアップ化も各々で異なりますし。

 結局のところ、R&AやUSGAとしては「日本のアマチュアゴルファーは真面目すぎるんですよぉ~。もっとゴルフを簡単にして楽しまないと」といったことを言いたいのでしょう。

(5)「OKパット」あれこれ
 ふだんのプライベートなラウンドでは、ラクなルールでラウンドすることをオススメします。

 たとえば「OKパット」は、正式なルールではありませんし、ゴルフ場のローカルルールにも明記されているわけではありません。もともとはゴルフ場のスピードアップ化とプレーヤーの「叩きたくない」という目論見が一致して始まったことで、以降「みんながやっているからやっている」という、風習みたいなものじゃないですか。それで、いいと思うんですよ。

 競技となると「OK」がないから、単純計算で1ラウンドひとりあたり18打分余計にパットを打たなければならない。そりゃ、時間がかかりますよ。かつて月例に出た時、ハーフ3時間弱なんて、ザラにありましたからね。

ここまで極端なことはできませんが、プライベートラウンドでは「お助けルール」などをうまく活用して、楽しくプレーしてほしいものです。illustration by Hattori Motonobuここまで極端なことはできませんが、プライベートラウンドでは「お助けルール」などをうまく活用して、楽しくプレーしてほしいものです。illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る 最近は、半径70cmぐらいの円をカップ周りに描いて、「OKパット」の目安を示しているコースがあったりします。それを見ると、自分たちの「OK」の距離は「結構甘かったな」なんて思ったりしますが、ゴルフは楽しくやって、ストレスを溜めないことが一番です。

 そのためにも、ルールの簡素化に理解ある同伴者とラウンドしましょう。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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