【木村和久連載】ゴルフ場で起こる小さなトラブルの数々...未然に防ぐ手立ても考えてみる (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa

(5)目の衰えで問題が起きる
 歳を取ると視力が衰え、打ったボールを見失ったりと、プレー面での弊害が起こりやすいです。

 冬場には「枯れ葉ルール」というローカルルールがあります。通常、ロストボールは2打罰になりますが、枯れ葉の山によってボールが見つからなかった場合、1打罰(あるいは無罰)にするといったものです。

 それは、コースによっては臨時のローカルルールとして明記されている場合もあります。そういう掲示がなかったら、プレーヤー同士で決めればいいのです。それは、「老眼ルール」と言ってもいいですが。

 そうすれば、みんながボールの行方を見ていたのに見失った。明らかにここら辺にボールが落ちたはずなのに見つからない、といった場合は、そのルールを採用。プライベートのラウンドでは、ストレスを溜めない方法で楽しくやっていただきたいものです。

枯れ葉が多い冬場は、ボールが見つからないこともしばしば。その際は自分たちでローカルルールを決めておくといいかもしれませんね。illustration by Hattori Motonobu枯れ葉が多い冬場は、ボールが見つからないこともしばしば。その際は自分たちでローカルルールを決めておくといいかもしれませんね。illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る また、老眼で、かつ近眼の人は、メガネをつけたままだと近いものが見えません。そのため、スコアカードにスコアを書く時は、メガネを外さないといけないのです。

 でも、プレー中にメガネを外すと、外したメガネがどこに行ったんだ? 状態になるので困ってしまいます。

 だから、ここ1~2年ほど、スコアカードに細い鉛筆で数字を書くのがすごくしんどくなっていました。ところがその矢先、思わぬハイテク機器の登場で、その面倒な作業から解消されました。

 ナビゲーションボードです。そこにスコアをインプットしながら、みんなでスムーズにラウンドを進められます。

 スコアの入力にしても、たいがい気が利く後輩がやってくれるので、そのスコアをあとでプリントするか、スコアカードに清書すれば、問題ないというわけです。

 最後に個人的な経験から、ひとつご注意を。

 冬のゴルフ場は、芝が枯れて滑りやすくなっています。そんななか、私は昔、両手をポケットに入れてコースを歩いていました。すると、緩やかな斜面で足を滑らせて捻挫。2カ月ほどゴルフができなくなりました。

 ということで、冬場は面倒でもグローブか手袋をして、両手を出してコースを歩きましょうね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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