【木村和久連載】本当に重視すべき、ゴルフの「ルール&マナー」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第51回

 ゴルフ雑誌を見ていると、異口同音に「ルールやマナーを守りましょう」と書いてありますけど、そんなに守らなければいけないことでしょうか?

 ゴルフを本業としている雑誌ですから、さすがに表現には限度があります。まさか「ルール無視」とか「マナー軽視」なんて書けませんよね。

 でも、ルールやマナーが厳し過ぎるから、ゴルフをやりたがらない人がいる、という現実もあります。

 そこで、どの程度ルールやマナーを守ればいいのか、その指針というか、目安みたいなものを考えたいと思います。これは、あくまでも個人的な意見ですから、賛同するもよし、反対してもらってもまったく問題ありません。ただ、頭にきたから炎上させる、なんてことだけはやめてくださいね。

 ルールやマナーを大きく分けると、"対外的なもの"と"内輪的なもの"に分けることができます。何を言っているのかわからないと思うので、具体的な例を挙げながら話を進めていきましょう。

 私は、ゴルフのプレーの中で何が何でも守らなければいけないのは、たったひとつだと思っています。それは、「グリーン上では芝生を傷つけないように、足をこすって歩かない」ということです。

 これは、最重要マナーです。グリーン上をすり足で歩かれては、芝がボコボコになって、そのあとにプレーする方々に多大な迷惑をかけることとなります。

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