復活の鎌田大地に「ラツィオ退団」の噂 新監督は残留熱望も「何が起こってもおかしくない」 (4ページ目)

  • フランチェスコ・ピエトレッラ●文 text by Francesco Pietrella(『ガゼッタ・デロ・スポルト』)
  • 利根川晶子●訳 translation by Tonegawa Akiko

 この最後のフレーズ、「有益だが必要不可欠ではない」は、イタリアではよく使われる言い回しなのだが、つまりは「何が起こってもおかしくない」ということだ。

 鎌田が契約を更新するか否かは、5月10日くらいまでにチームに伝えることになっている。ラツィオによると、鎌田はこれまで更新について一度もチームと話し合ってはおらず、同時に、出て行くという明確な意思表示もしていないという。退団を告げたという噂も出ているが、今のところチームはそれを否定している。ただ、今シーズンのような1年を過ごした後、鎌田が周囲を見渡すのは当然だろう。ドイツではブンデスリーガでの実績を買われ、ボルシアMGから声がかかっているという。

 鎌田とラツィオの物語はまさに大詰めを迎えている。しかし、結末はまだ書かれていない。

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