《独占》岡崎慎司が語っていた「引退」 自身の引き際は「ヨーロッパでボロボロになるまで...これがボロボロっていうことか」 (2ページ目)

  • 了戒美子●取材・文 text by Ryokai Yoshiko

「僕もハセさんと2年前くらいに話した時、同じことを聞きました。当時のハセさんは、出場すればレギュラー組よりもパフォーマンスがよくて評価も高かったから、『よく怒んないっすね。毎日俺を使えってメンタルにならないですか? 俺だったらこれだけできるんだから出してくれよって言っちゃう』って言ったんですよ。

 だって、そういう気持ちは今でも僕は思っているんで。だから、ハセさんと自分とは考えがちょっと違うなと思いました。でも、ハセさんみたいな人はチームにいるべきだと思うんですよ。僕はやっぱり試合に全部出たいし、出られないと悔しい。僕はどっちかっていうと、チームにいるべきじゃないメンタルかなと思います」

── ケガのことを思うと、人工芝ではない環境に変えることも考えませんか?

「それがヨーロッパなのか、日本なのか......とも考えたりします。でも今、自分ができることは、まず今シーズン中にしっかりケガを治すこと。そして治したら、やれるというところを見せること。

 それがプロだと思うし、チームに貢献できるかどうかが、今までやってきた自分のスタイルです。そこができないと、なにも文句も言えない。貢献するからこそ『試合に出せよ』っていう意思表示ができるわけじゃないですか」

── 出場機会は少ないものの、トルステン・フィンク監督からは絶大な信頼を置かれているという話も聞きました。

「監督もそういうリップサービス......とまでは言わないですけど、僕の経験を知って言ってくれているんですよね。監督自身も選手を辞める直前はバイエルンU-23のオーバーエイジとして、若手時代のフィリップ・ラームやバスティアン・シュバインシュタイガーと一緒にプレーしてすごくいい経験だったと。

 そういう立ち位置を、監督は俺に求めているのかなと。でも、スプリントのデータを採ると僕の数字はそんなによくないので、若手にピッチ内外で経験値を伝えるベテランとしての役割を期待されているのかもしれないですけど(笑)」

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