大久保嘉人がすごいと思ったストライカーベスト10「いつも参考にしていた」「悪いところも好きだった」選手たち (2ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko

【見ていてワクワクさせてくれる選手】

7位:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

 ハーランドは最近の選手ですけど、身長が高くて、スピードもある。ストライカーとして優れているだけではなくて、人を使うこともできるというのがいいですよね。

 あれだけ自分でなんでもできながら人のためにコースを空けるプレーができるので、本当になんでも持ち合わせている選手だなと。

 なにかの試合で彼が中盤まで下りてボールを受けて、その瞬間に中盤から裏へ抜けた選手へスルーパスを出した時があって、こんなプレーまでできるなんて無敵だなと思いましたね。

 彼にボールが入ればなにかしてくれるんじゃないかというワクワク感があるので、非常に楽しい選手だと思います。

6位:キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)

 エムバペは圧倒的なスピードで、自陣からでもひとりでゴール前まで持っていけてしまう。しかも彼はパスもできる選手なので、DFからすればこんなに怖い選手はいないですよね。

 やっぱりスピードがあるだけで余裕が持てるし、その分DFは慌ててしまう。そのスピードを生かしたドリブルを警戒しつつ、パスも出されるかもしれない。食いついてしまうとそのギャップを使われるから非常に捕まえづらい選手で、あれだけ速ければサッカーが楽しいだろうなと思います。

 W杯やUEFAチャンピオンズリーグなど世界トップ選手が集まる大会で、エムバペを抑えるために相当研究されていると思うんですけど、彼はそれを上回るプレーで誰も止められない。ケガさえなければ、彼の時代が今後続いていくと思います。

5位:ズラタン・イブラヒモビッチ(元ミランほか)

 イブラヒモビッチは大きな口を叩いて周りからの注目を集めて、それをスーパープレー、スーパーゴールで黙らせる。僕と性格的に似ているところがあって、彼のそんなスタイルが大好きですね。

 あのスタイルは点を取ったり、活躍ができなければ批判をされるわけです。それを黙らせる活躍ができるのは相当なメンタルの持ち主だと思うし、裏ではかなりの練習量だったと思います。そういうところがすごいと思いますね。

 彼はあれだけの長身(195cm)でありながら足元のテクニックが高くて、なんでもできる上にアクロバティックなシュートを決める意外性もある。アヤックス時代に何人も抜いて決めたゴールがありましたけど、あれはすごかったですね。

 キックフェイントとか、股抜きとか、DFのずらし方のいろんな発想を持っていますよね。圧倒的なカリスマ性で、ボールを持てばいつもワクワクさせてくれる選手でした。

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