久保建英の今季データ検証「ドリブルは半分以上成功」の要因は?「守備は改善の余地」 (4ページ目)

  • ロベルト・ラマホ●文 text by Roberto Ramajo
  • 髙橋智行●翻訳 translation by Takahashi Tomoyuki

【守備面では改善の余地がある】

 一方、相手ボールになった時の守備には改善の余地がある。ボールリカバリー数は36回と、このランキングの上位には遠く及ばない。さらにデュエルも改善すべき点のひとつ。これまで53回あったが、30勝23敗と半分近く負けている。

 これらのデータは、久保が現在レアル・ソシエダにおいて、どのような選手であるかを明確に示している。すなわち、ボールを持っている時はチームにとって欠かせない選手であり、ボールを持っていない時は、今以上に重要な存在になるためにさらなる成長が必要な選手であるということだ。彼にはそれを成し遂げるための時間がまだ十分残されている。

久保建英や鎌田大地、三笘薫など日本人選手の活躍にも期待!
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プロフィール

  • 高橋智行

    高橋智行 (たかはし・ともゆき)

    茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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