カタールW杯で日本代表と対戦するコスタリカに18歳の「神童」。警戒すべきそのすごさとは? (3ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images

ベネットはチームの貴重な得点源になりそう

 その活躍ぶりもあり、今年の8月にはサンダーランドが130万ユーロ(約1億9000万円)の移籍金でコスタリカの神童を獲得。さっそく9月14日のレディング戦で、途中出場ながらデビューを飾ると、その3日後のワトフォード戦で初ゴールをマークし、W杯ブレイクまでに9試合に出場するなど、その成長速度は増す一方だ。

 また、ここまで代表7試合に出場しているベネットは、今年9月23日の韓国との強化試合で代表初ゴールを含め、計2ゴールをマーク。順調に右肩上がりの成長を見せていることもあり、カタールではチームの貴重な得点源としての期待もかかる。

「みんなはクレイジーだと言うけど、僕たちは心のなかで世界チャンピオンになりたいという大きな夢を持っている。W杯に出場できることを幸せに感じているし、これから起こるすべてのことに希望を持っている。そのために、ベストを尽くすつもりだよ」

 大会前のクウェートでのキャンプに合流したベネットはそう語ったが、果たして、コスタリカの未来を背負う18歳の神童は、初めてのW杯の舞台でどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか。

 11月27日のコスタリカ戦は、ベネットのプレーに注目したい。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る