ベルギーリーグ所属の日本人11選手、今季は全員レギュラー格。開幕3試合それぞれが掴んだ現在地 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

2部からスタートの本間至恩

 今年7月にアルビレックス新潟からクラブ・ブルージュに移籍した本間至恩は、まずはリザーブチームのクラブNXTの一員として、ベルギー2部リーグからスタートする。

 トップチームのカール・フーフケンス監督は、リザーブチームとトップチームをリンクさせる仕事をしていた時期がある。そして、クラブ・ブルージュはフーフケンスも交えて『ザ・プラン2023』という計画を策定し、「2023年にはアカデミー出身の選手が4〜5人、トップチームでプレーする」という目標を掲げている。

 現在のトップチームのメンバーにもアカデミー出身の選手は複数いるが、ポジションを掴んでいるのは準レギュラーのひとりだけ。要はその質を上げて、シャルル・デ・ケテラーレ(ACミラン)のような傑作をトップチームに送り出したいということだろう。

 アカデミーを知り尽くし、リザーブチームへの関心も高いフーフケンスがトップチームの監督を務めるだけに、本間のチェックも念入りに行なわれるだろう。

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