若手とベイルを宝の持ち腐れにしないため、ギグス監督は何をすべき? (4ページ目)
さらに、「ベイルの特性を活かせていない」「守備があまりにもお粗末」「ベストの人選を見出せていない」(いずれもデイリー・テレグラフ)と、ここにきてウェールズ人の戦術に懐疑的な意見が目立ち始めた。
ベイルとともに中核を担うMFアーロン・ラムジー(ユベントス)にケガが多く、ユーロ予選で1試合も出場できていないなど、強化していくうえでギグス監督を擁護できる点はある。若手を積極的に起用していることも評価に値する。だが、戦術の幅や守備組織の構築など、明らかに物足りない点も見える。
期待値の高い若手が多く、これからさらに伸びるポテンシャルは秘めている。その一方で、これまで監督経験のなかったギグスの成長も、ウェールズが躍進するうえでカギを握ってくるのは間違いない。
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