ズウォレ中山雄太は、移籍して3カ月で着実にチームに溶け込んでいる (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「今はCBをやっていますが、僕の本職はボランチです。ボランチが僕の能力を一番発揮できるポジション。ただ、自分の能力を示していくなかで、ズウォレ側がいずれ(適正ポジションを)判断すると思う。僕自身は日々、しっかりプレーし続けることで証明したい」

 今年3月に行なわれたAFC U-23選手権の最終予選では、中盤としての能力を発揮し、ミャンマー戦で2ゴールを決めた。こぼれ球を押し込んだシュートと、スルーパスから抜け出してGKとの1対1を冷静に決めたシュートだった。

「オランダで試合に出てないながらも、手応えを感じるものがありました。結果を出したいと思っていたなか、代表で初めてゴールを決めました。

 ただ、自分の目標は達成できたものの、まだまだ満足するものを得られていない。まずはオランダで試合に出続け、(五輪代表に)呼ばれるのがベストだと思うので、そこをしっかりクリアできるようにがんばりたい」

 オランダリーグは残り5節。「目標はスタメンですか?」と問うと、「それはマストです」という答えが返ってきた。

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