代表引退→神戸行きのポドルスキに、香川、リティ、リネカーらがエール (2ページ目)
ユース時代からプロデビュー、そしてドイツ代表常連になるまで一貫して在籍していた故郷ケルンを去り、ポドルスキがバイエルンへ移籍したのは2006-07シーズン開幕前。まだ21歳で野心に溢れた若者は、結果的にこのシーズン限りで現役を引退することになったショルを大いに助けたようだ。
「私はそのシーズンの後半戦、すでにモチベーションを保つのが非常に難しくなっていて、練習に行くのが苦痛で仕方なかった。でも陽気な性格のルーカスは、そんな私をいつも救ってくれたんだ。ドイツ代表におけるルーカスを、ただの『まやかし』のような存在だと考えている人がいたとしたら、それは完全に誤りだ。
彼は間違いなく、チームにとって極めて重要な存在だった。そして彼は社会性も非常に高い。正直者は誰か、あまり信頼できないのは誰か、ということを彼は一瞬にして判断していたし、そのことをいつも正しく記憶していた」(ショル)
当日の対戦相手のイングランドで、かつて名ストライカーとして名を馳せた、ゲーリー・リネカーの反応も面白かった。彼は今から数十年前、「サッカーとはシンプルなスポーツ。22人の男が90分間ボールを追いかけ、最後にはいつもドイツが勝つ」という名言を残したことがあるが、この日の試合後、リネカーは自身の公式ツイッターを更新し、「サッカーとはシンプルなスポーツ。22人の男が90分間ボールを追いかけ、最後にはポドルスキがゴールを決めてドイツが勝つ。またしても」と記した。
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