柴崎岳のデビューは18日か。テネリフェ監督は「中央」で起用を示唆

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by MarcaMedia/AFLO

 テネリフェのホームスタジアム、エリオドロ・ロドリゲス・ペレスで行なわれたチーム練習に合流し、新たなステージで始動した柴崎岳。カナリア諸島の心地よい晴天の空のもと、久しぶりに触れたボールの感触や新チームでの初練習に充実感を見せた。

テネリフェでの初練習でマルティ監督と話し合う柴崎岳テネリフェでの初練習でマルティ監督と話し合う柴崎岳「まあサッカーはサッカー。そんなに言葉は分からなくても、ある程度は言っていることは分かったし、そんなにストレスなくやれたし、しっかり体を動かせた。ずっと体を動かしていなかったので、ちょっとすっきりした部分もありますね」

 この日は「聖カンデラリアの日」という祝日だったテネリフェ。開放されたスタンドには前日の記者会見に続き、地元テネリフェの多くの記者陣が陣取った。それだけでなく、愛するチームの新加入選手を見物しようと、学校が休みだった子供からのんびりとチームを見守る老人まで、老若男女が駆けつけた。

 メディア、サポーターをシャットアウトしているプリメーラ(1部)のクラブに比べると、選手との距離が格段に近いテネリフェ。ロッカールームからグラウンドに向かう短いコンコースで、サポーターのターゲットになったのは柴崎だった。チームメートが次々とグラウンドに入る中、サポーターの激しいプレスにあった日本人MFは、写真撮影に応じざるをえなかった。

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