好調リバプールvs苦境マンU。悩めるルーニーの出番はあるか? (3ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by AFLO

 一方、マンチェスターの赤い悪魔はリーグ戦のここ4試合で1勝1分2敗と、不安定な戦いが続いている。かつて自身を「スペシャルワン」と呼んだジョゼ・モウリーニョ監督の神通力にも陰りが見え、そのオールドファッションな戦術や保守的な選手起用にも疑いの目が向けられはじめている。

 先のワールドカップ予選のオランダ戦で見事なミドルを決めたフランス代表のポール・ポグバは、「(モウリーニョ監督から)守備的なタスクを求められている。(本来の自分とは)違うプレースタイルだね」と指揮官の起用法への反発とも取れそうなコメントを現地紙にこぼした。

 前節のストーク戦では、大半の時間帯で主導権を握り先制点も奪ったが、終盤に追いつかれてしまった。「この試合に勝てなかったなんて信じられないよ。数多くのチャンスをつくったのにね。相手のGKがこの試合のベストプレーヤーだった」と試合後にアンデル・エレーラが語ったように、ツキにも恵まれていない。

 また、この試合で得点したアントニ・マルシアルにとっては、これがようやく今季の初ゴール。昨季にブレークを遂げたフランス代表は、今年春に浮気が原因で長年連れ添った妻と幼い娘の元を離れており、モウリーニョ監督ら首脳陣はそこに不調の原因があるとみているようだ。

 さらに、同僚のアントニオ・バレンシアも女性問題を報じられたばかりだ。なんとシティとのマンチェスター・ダービーの前に、SNSで知り合った豊満なノルウェー人女性を当地に呼び寄せ、敗戦後にホテルへ直行して逢引を楽しんでいたという。その後、こちらも長年連れ添った妻と別々の道を歩むことを明かしている。

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