ブンデス10大ニュース。不協和音に見舞われたシャルケ (2ページ目)

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Getty Images

 1点リードで迎えたハノーファー戦の試合終了間際、GKも上げて総攻撃に出たハノーファーのCKのこぼれ球をMFシュトッペルカンプがダイレクトで相手ゴールに向かって蹴ると、1人残っていた相手DFの頭を越えてゴールに吸い込まれた。「単純に相手のゴールに向けてボレーを蹴ったんだ。時間を稼ごうと思って」と、本人も驚きのゴールは81.98メートルを記録。これまでの最長記録72メートルを大きく上回る超ロングゴールとなった。

【第8位】シャルケ突然、選手を停職に

 シーズンを6位で終え、チャンピオンズリーグ出場権を失ったシャルケ。終盤戦で不振に陥ると、ヘルトSD(スポーツ・ディレクター)が驚きの決断を下した。シーズン2試合を残した時点で、MFボアテングとサムを停職処分に課し、チーム練習への参加を禁じたのだ。理由は「信頼関係が感じられなくなった」と、ヘルトSDは2人の態度を問題視したようだ。

 しかし、そもそも両選手を獲得したのはヘルトSD。ヘルトSDへの批判は高まり、チーム状態が回復しなかったこともあって、ホーム最終戦ではファンが選手通用口を封鎖。ヘルトSDが出向き、直接対話をするという事態になった。シャルケは最終節終了後、ディマッティオ監督との契約解消を発表している。


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