磐田から欧州へ移籍の後藤啓介の2024年の目標「日本代表に入るために」選んだ道 (4ページ目)

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――2024年1月1日からベルギー1部・RSCアンデルレヒトへ期限付き移籍。さまざまな国のクラブからいくつもオファーがあったなかでこのクラブを選んだ決め手は?

 ベルギーのシント=トロイデンにいたことのある(松原)后くんの話は参考になりました。アンデルレヒトは強豪だし、以前から熱いオファーをもらっていたので、迷うことなく決めましたね。
 
 それに遠藤航選手、鎌田大地選手、三笘薫選手、冨安建洋選手など、何人もの日本代表選手がベルギーからステップアップしているので、自分もそういう道をたどりたいなと。1年で戻ってくるのか、1年後に完全移籍できるのかは自分次第。とりあえず、自分のできることを精一杯やろうと思っています。

――アンデルレヒトでも背番号42をつけることに。「世(4)に(2)出る」という語呂合わせでもあるんですよね?
 
 高校生時代に清水エスパルスとのダービーでゴールを決めた思い出深い背番号なので、これから先もずっとつけていきたい気持ちはあります。でも、正直、何番でもいいんですけどね(笑)。42番が空いていたからそのままつけました。

――「20歳までに海外へ行く」と言い続け、18歳で有言実行。今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいですか?

 2024年のパリ五輪、2025年のU-20W杯、2026年の中南米W杯を目指したいです。とりあえず近い目標はそこですね。今すぐ森保ジャパンで活躍できるかといえば、「そんなの無理だろ」と言われるとは思います。でも、やってみないとわからないので。日本代表のメンバーに入るためには、アンデルレヒトでちゃんと成長しないといけない。今はアンデルレヒトで結果を出すことだけを考えています。

――ジュビロ磐田のストライカーといえば、中山雅史さん、高原直泰さん、前田遼一さんなど、日本代表を背負ったエースばかり。意識はしますか?

 よく言われますけど、自分は自分なので、まったく気にしていません。ジュビロは自分にとって9年間ずっとお世話になったクラブだし、実家みたいな存在。欧州で活躍して、最後はこのクラブで引退したいです。

後編:『アンデルレヒト移籍の後藤啓介は191㎝万能型FW 駄菓子好き18歳のアイドルは170cmの名手』

プロフィール
後藤啓介(ごとう・けいすけ)
2005年6月3日生まれ、静岡県出身。191cm、70kg。カワイ体育教室SC―磐田U-15―磐田U-18―磐田。2023シーズン開幕前にトップチームに昇格し、J2リーグ33試合出場・7得点を記録。2024年1月1日からRSCアンデルレヒト(ベルギー)へ期限付き移籍

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