磐田から欧州へ移籍の後藤啓介の2024年の目標「日本代表に入るために」選んだ道 (2ページ目)
J2では33試合に出場し、7ゴールをあげた後藤啓介 photo by Afloこの記事に関連する写真を見る――2023シーズンを振り返ってみて、ターニングポイントはいつでしたか?
第37節V・ファーレン長崎戦(1-0〇)でのCBカルロス・グティエレス選手とのマッチアップですね。先に体をぶつけてボールを収めることができたんですけど、これは開幕前から自分が求めていたポストプレーでした。
もちろん毎試合チャレンジはしていたんですけど、うまく体を当てるタイミング、相手との距離感などがなかなかかみ合わなくて。すべてかみ合ったのがこのシーンでした。
この試合で完璧に感覚をつかめたので、長崎戦を終えてから最終節までに出場した4試合では、DFより先に体をぶつけるポストプレーができるようになりました。横内(昭展)監督からシーズンを通して求められていたことなので、カタチになってうれしかったです。
――J1昇格のために勝たなくてはいけなかったシーズン終盤の2試合、第41節水戸ホーリーホック戦(5-0〇)と第42節栃木SC戦(2-1〇)で先発フル出場。チームを2連勝に導き、劇的なJ1昇格を決めました。
その前の第40節東京V戦(1-1△)でジャメくんが前半早々に負傷して、自分が交代出場したんですけど、シュートを1本も打てなくて......。水戸戦、栃木戦では自分で持ち込んでシュートを打つ意識で試合に臨みましたし、とりあえず勝つことだけを考えてプレーしました。
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