アンデルレヒト移籍の後藤啓介は191㎝万能型FW 駄菓子好き18歳のアイドルは170cmの名手 (2ページ目)

  • text by Sportiva

――U-18まではFWではなく、ボランチやCBでもプレーしていた後藤選手。以前は「サイドもトップ下もボランチもCBもできるような超万能型になりたい」と語っていましたが、FWとしてプロで1年間経験した今もその考えは変わらないですか?

 アンデルレヒトにFWとして獲ってもらったので、このポジションで結果を出したいという気持ちが今は強いですね。ただ、オールラウンダーなところが自分の良さなので、その特徴を生かしつつ、与えられたところで質の高いプレーができれば。ポジションにこだわりはないです。言われれば、どこでもやります。

――ボランチやCBでプレーしていた経験は、FWとしてプレーする上で役立っていますか?

 出し手のタイミングもわかるし、受け手のタイミングもわかるし、相手DFが考えていることもわかる。どのポジションもやっていたからこそ、全員の気持ちがわかりますね。「ここに走ってほしいんだろうな」「ここに出したいんだろうな」「ここで受けてほしくないんだろうな」みたいなことを常に考えながらプレーしています。

――後藤選手はスタジアムの雰囲気を変えられる選手だと思うのですが、気持ちを前面に押し出す熱いプレースタイルは昔から変わらないですか?

 サッカーが好きだから熱くなっちゃうんです。気持ちを見せるのは当たり前のこと。別に下手でも強くなくてもいいけど、サッカーをやるなら気持ちがないと始まらないです。
 
 気持ちを忘れちゃったら自分らしくない。自分はほかの選手よりも気持ちをはっきり表現するし、サッカーに対して熱い想いを持っているから、スタジアムの雰囲気を変えられる選手と言ってもらえるんじゃないですかね。
 
 メッシを見ても(ズラタン・)イブラヒモビッチを見ても、自分にものすごく自信を持っているし、サッカーを愛しているからこそ、スタジアムを沸かせるプレーができる。歳をとっても世界のトップでプレーし続けられる理由だと思います。

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